無限窯の特徴
[竹炭]
無限窯の竹炭は窯主が厳選して切り出した、5年生以上の硬く締まった孟宗竹を新鮮なうちに窯に詰め、土窯でゆっくりと約1週間乾燥し、その後約1週間かけて炭化させています。
緩やかな炭化ができる「黒炭」(密閉して冷却)の焼き方で焼いています。
炭化の最後に6〜9時間かけて空気を送り込み(精煉)、窯の温度を800〜1000度の高温まで上げて焼き締めますので、出来上がった竹炭は電気を通すほど硬質なものになっています。
[竹酢液]
無限窯の竹酢液は窯主が厳選して切り出した5年生以上の硬く締まった孟宗竹を原料に、安全な土窯を使い、採取時期を通常80〜150度(煙突の温度)のところを80〜120度に厳選して採取しています。
そのため無限窯の竹酢液は他の良くあるものとは違い、綺麗な琥珀色をしています。黒い竹酢液はタール分などが多く含まれている可能性があるため、あまり良いものとは言えません。
また、土窯を使用しているため、高速炭化炉や鉄窯で採れる竹酢液と違って、ガスの不燃物や有害な鉄分等は一切含まれていません。
さらに、有効成分が少なくなる蒸留精製はあえてせず、厳正な管理のもとに甕(かめ)で長期保存し、静置精製のみを行っています。
その中でより純度の高いものを「特選竹酢液」、それ以外を「お風呂用竹酢液」と2種類に分けています。
[特選竹酢液]
採取温度82〜85度
窯口を極限まで狭め、空気の送る量を少なくして炭化をゆっくり進めると、炭化初期に蒸留精製品に近い純度の竹酢液が採れます。その透明できれいなところだけを厳選したのが「特選竹酢液」です。全体の1割ほどしか採れません。
あえて蒸留をしていないので有効成分をがそのまま残り、なおかつ低温で採取しているので純度の高い最高級の竹酢液になっています。敏感肌の方におすすめです。
[お風呂用竹酢液 ]
採取温度80〜120度
お風呂用としていますが、採取温度が一般のものよりも低い120度までですので(一般的には150度まで)、うがい・花粉症予防など説明書の使い方すべてにお使い頂けます。
檜原の窯では、以前の(日ノ出町時代の)窯で採れたものと比べると、より純度の高い竹酢液が採れています。
以前から低温炭化(80度台)を長期に保つ焼き方や、採取時期の厳選はしていたので、窯の素材と構造が要因ではと考えています。 →無限窯の土窯
成分分析検査の結果、有害物質3,4-ベンゾピレンは検出されず、安全性が認められています。
使用窯 − 土窯(10尺)
原材料 − 5年生以上の盂宗竹
まき木 − 原木(クヌギ・ナラ)
採取の時期 − 80〜120℃(煙突の温度)
精製法 − 静置法
原材料 − 5年生以上の盂宗竹
まき木 − 原木(クヌギ・ナラ)
採取の時期 − 80〜120℃(煙突の温度)
精製法 − 静置法
無限窯の竹酢液の分析結果 | |
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竹酢液の成分 | 含有量・物性 |
酢酸 | 4.12% |
プロキオン酸 | 0.25% |
フェノール | 820ppm |
グアヤコール | 690ppm |
フルフラール | 670ppm |
3.4-ベンゾピレン | 検出せず |
比重(15度のとき) | 1.011 |
pH | 2.5 |
滴定酸度 | 75.9 |
試験依頼先:財団法人日本食品分析センター 試験成績表発行番号:第100062624−001号 |
[竹炭せっけん]
無限窯の竹炭せっけんは数種の良質の植物オイルをブレンドし、無限窯の竹炭・竹酢液を配合した手作り石鹸です。
手づくり石鹸はオイルとアルカリを40℃ほどの低温で混ぜ合わせて鹸化し、さらに1ヶ月かけて熟成させて作ります(コールドプロセス製法)。
低温にすることでオイルを痛めずに鹸化でき、オイルの性質をより生かすことができます。
塩析(塩を加えて不純物を取り除く精製法)をしていないので、オイルに含まれているグリセリンがそのまま残り、また、鹸化率を約90%にして石鹸にオイルを約10%残しているので、そのグリセリンとオイルが洗浄後、皮膚に残り、しっとりとした洗い上がりになります。
その手作り石鹸に無限窯の竹炭の粉と竹酢液を加え、竹炭の吸着力や竹炭粒子のスクラブ効果で肌の余分な汚れと角質を落とし、竹酢液のスキンケア効果でよりお肌にやさしくなりました。
また、合成界面活性剤・防腐剤・保存料などの人工添加物を一切使用していませんので、アトピーや敏感肌の方からお子様、ペットにも安心してお使いいただけます。
[竹炭グッズ]
800〜1000度で焼き上げた無限窯の竹炭の中からより硬質な竹炭を厳選し、竹炭まくらや竹炭アイマスク等に使用しています。
電気を通すほどの硬質竹炭はマイナスイオン効果が高く、心身ともにリラックスさせる効果があります。
また、多孔質の竹炭は調湿 脱臭効果があり、まくらには頭の熱や汗を吸収し、夏は涼しく冬は暖かく過ごせ、ここちよい睡眠をサポートします。
生地は肌に優しい天然素材の綿生地を使用し、裁縫はすべて無限窯で行っています。
[竹と月のこだわり]
竹と月は密接な関わりがあると聞いてから、新月から満月の間の時期に合わせ、竹炭を焼いています。満月の光を浴びながら、窯口から煌々と光る竹炭をみつめるひとときは、すべてが満ちていくようです。月の住人・かぐや姫が竹を通してこの地に生れてくるのも不思議はない、と思えてきます。