3/26に炭と放射能についての情報を書き、「研究機関の検査を待ちたい」と言いましたが、その後いくつかの研究機関から検査結果が出たので紹介します。
水道水中のヨウ素-131の除去について|放射線医学総合研究所
こちらでは千葉市の水道水を使って、煮沸、炭、活性炭、中空糸膜フィルター、RO水(逆浸透膜)などの放射性ヨウ素の除去効果について実験を行い、RO水(逆浸透膜)以外では、ほとんど、あるいは限定的な除去効果しか期待できない結果が出たとのことです。
放射性ヨウ素等対策に関する研究成果報告 1(水対策)|日本放射線安全管理学会
こちらでは放射性物質を含む雨水を使って実験を行い、活性炭を使った市販のポット型の浄水器では最大で放射性ヨウ素の98%、放射性セシウムの93%が除去でき、繰り返し浄化すると効果が高まる結果が出たとのことです。
かたや「ほとんど除去できません」、かたや「放射性ヨウ素だけでなく、放射性セシウムも90%以上除去できます」って・・。
でも科学的証明とはこんなものなのか。
たとえば、「千回もの膨大なデータを取ったので、その平均の結果は正確です」と言えますけど、実は1万回の実験をしてて、その中の千回分のデータを研究者が意図的にチョイスしたとすれば、研究者の望んだ実験結果が得られてしまいます。
ものすごく多くの別の研究者が検証して多くが同じ結果だったら、やっと「限りなく白に近い」と言えるものなのでしょうね。
実験の詳しい内容を示していますし、焼き手として気持ち的には「除去できた」の方を信じたいところですが、どちらの結果も一歩引いて見ていこうと思います。
それにしても放射性セシウムも吸着できるとは初耳です。
追加:国際炭やき協力会の広若さんから炭と放射能に関する情報を集約しているサイトを教えていただきました。
指南針 2011年05月31日(火)01時13分 編集・削除
はじめまして、私は電子風水と言う磁気・電波・低周波振動やその他エネルギーを計測し、風水の理論の基づきそれらのエネルギーの改善を行っています。
その改善を行う中和材として炭を使用しています。
この炭を探すのに和歌山・奈良・兵庫・京都・滋賀を周り、色々な炭を入手し炭のテストをしました。
その時に炭が匂いを吸収するのと同じように微粒子である放射能を吸収できると思っていました。
しかし貴社のこのブログを見て私のアイデアが正しい思いましたが、色々な団体が発表しているテストの評価違うのには落胆しています。
その為に自分で「炭の放射能吸収能力」のテストを行うしか納得の行く答えが出ないと思い、「炭の放射能吸収能力」のテスト環境・機器の設計を始めました。
しかし、なぜ、一流の組織が同じテーマのテストをして答えが違うの?